オウロプレットだより57〜オウロプレット版ロミオとジュリエット 

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オウロプレットだより57〜オウロプレット版ロミオとジュリエット
オウロプレットの現地日本人ガイド 村瀬正子さんから、雨期の過ぎたオウロプレットの様子を知らせる便りが届きました。
きょうはオウロプレットの悲恋物語です。村瀬さんから直接お話をお聞きしてみたいですね。

日本の皆様、寒さ厳しい折柄、お元気にお過ごしでしょうか。
ブラジルは、今、雨は遠のき毎日28℃〜33℃の暑さが続いています。
オウロプレットの土砂崩れの後もきれいになり、もう通常通りになりましたが、だいぶ観光の方はキャンセルが出てレストランやホテルは可愛そうでした。 
今友達に聞いてみましたらだいぶ戻ってきているようで安心しました。
今日はオウロプレットで有名な悲恋物語のお話をしましょう。
いつもお客様にはオウロプレット版ロミオとジュリエットとしてお話していますが、男性はトマース・アントニオ・ゴンザガという人で、彼はブラジル独立のきっかけを作ったと言われる、チラデンテスと同じくオウロプレットで立ち上がった15名の革命家の一人なのです。女性の方はマリリアという人で、彼の隣りに住んでいたお友達と遊んでいてバラのとげでけがをした時、窓から見ていた彼が飛びおりていって手当てをしてくれたのがきっかけで二人は恋するようになりました。 
トマースはすでに有名な詩人だったので「マリリア ジ ジュセウ」という二人の愛の物語を詩集にして発表し、ミナス州で知らぬ人はいないほど有名になりました。ところがチラデンテスと一緒に15名の革命家たちは捕われましたので彼もおなじく三年間リオデジャネイロのイーリャドコブラに投獄されてしまいました。そのあとチラデンテス一人が責任を負って自首して同志の命ごいをしましたので、あとの14名は家財没収のうえアフリカに追放されました。そのときトマースは彼女に自分と一緒にアフリカに行ってくれるよう頼みましたが、マリリアは怖がって行きませんでした。マリリアは一生彼のことを思い続け独身で過ごしたそうです。トマースの方は後にアフリカで結婚して商売にも成功したとか・・・・・。
オウロプレットの歴史博物館の中には、革命家たちの霊安室が設けてあり、チラデンテスを中心に15名の石碑が安置されています。それとは別室に革命家にかかわりのあった女性二人の石碑があります。その一人はマリリアのものです。
マリリアの家はかなり大きな家なので現在学校として使われています。トマースの家もかなり大きな家で現在は市役所の文化課が利用していて時々コンサートがあります。


トマース・アント二オ・ゴンザガの家          マリリアの家

マリリアの家の入り口脇にある給水所

トマースの家の二階から正面にサンフランシスコ教会




  • Posted by 2012年01月25日 (水) | コメントコメント(5

この記事へのコメント

村瀬さん、こんにちは。
雨の季節がようやく通り過ぎたようで、良かったですわね。暑い日が続いているようでございますので、どうかお体をご大切になさってくださいませね。
さて、今回のお話、本当に、オウロプレット版、ロミオとジュリエットで、とてもロマンティックでございますわね。
トーマスもマリリアもお互いに思いあっていたのに、マリリアはアフリカに行くことをためらってしまう。確かにその気もちは理解できます。でも、終生独身を貫いたのは、トーマスのことを本当に愛していた証でございますわね。映画「ひまわり」なども思い出しますわ。できることならば、二人は結ばれてほしかったと思ってしまいますわね。

Posted by muguet 41533 | 2012年01月26日 21:30

村瀬さん、こんにちは。
村瀬さんから直接オウロプレット版のロミオとジュリエットのお話をお聞きたいものです。
そろそろゆきさんがオウロプレットに戻られることだと思います。ゆきさんから浜松でのお話を聞いて下さいね。

Posted by teamsahara0823 | 2012年01月29日 22:05

mguet さん チームサハラ様
ありがとうございます。 本当にもっと詳しい話を二人がかたりあったといわれる石橋とかをあるきながらしてみたいですね。 まだヴィーラサイアという義賊の話もその人が住んでいたといわれる家もあるのですよ。 ちょっと今週はEXPO MINASというミナスで一番大きなエキスポの会場で、日本祭りが行われるためそのお手伝いでとても忙しく、手があいたらまた何かお伝え出来ると思います。
ゆきさんが もう帰って来ました。さっき連絡してくれたのですが、すごいスコールの時で途中で切れてしまいました。寒い日本から帰ってきて オウロプレットは暑いといっていましたが23℃ですって、私には全然暑くないんですけど・・・・・・? 逢って話を聞くのが楽しみです。

 

Posted by 村瀬 | 2012年01月30日 10:52

みなさんお久しぶりです!
オウロプレットに帰ってきました。厳寒の日本では縮こまっていたので、着いた日はとろけるように暑く感じましたが、今はちょうどいいです(笑)。暑くても30℃はいかないし夜は涼しく肌布団一枚でOKです。ただスコール、雷がよくあって、ちょうど村瀬さんと電話でお話した日に雷でパソコンがやられてしまいました。またオウロプレットだよりで最近の様子をお知らせしますね。

村瀬さん
日本祭りでは行き違いになってしまい残念でした。また近いうちにお会いできたらうれしいです。
トマースとマリリア、名前はよく聞くので(地区名や道の名前かな)何か政治家だろうぐらいに思っていました。こんな切ないお話があったのですね。これからは二人の家の前を通るときは村瀬さんのお話を想ってみます。

Posted by yuki | 2012年02月14日 07:17

お帰りなさいゆきさん!
パソコンがまたダメになったのですか? 大変ですねブラジルの ミナスはとくに雷のすごい所なのですよね。 鉄鉱石のせいかしらね?
急激に気候が変わって体が大変ですよね、気をつけてくださいね。  日本祭りには逢えなくてほんとに残念でした。 オウロプレットには今週中に行きますのでよろしくね。

Posted by 村瀬 | 2012年02月15日 04:17

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