オウロプレットだより107〜村瀬さんがお元気にレポートを送ってくださいました。 

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現地情報

オウロプレットだより107〜村瀬さんがお元気にレポートを送ってくださいました。
長らくご無沙汰いたしました。
皆様に大変ご心配をおかけいたしましたが、膝の手術の経過は大変よく、正座はできませんが普通に歩けるようになりましたので先日足慣らしにオウロプレットへ行ってきました。
ゆきさんが写真を出してくれていますが、カメラを忘れた私がスマホでとった写真を送りたいと思います。 
今月はブラジルのミケランジェロといわれた18世紀で一番有名な建築家であり彫刻家のアレイジャジンニョ(小さなかたわ者という意味のニックネーム)の没後200年祭ということで、毎日TVで宣伝していましたのでさぞいろいろな展示会場が用意されているものと期待していってみたのです。
ポルトガルの建築家とその奴隷との間にできた彼は迫害を受けながらも、父や叔父の指導の下彼らをしのぐ腕になりながらハンセン病をわずらい手足が不自由になっても、手にノミを結わえつけてもらい仕事をし続けたと言われ、彼の建てた教会及び聖体像は交通の便は馬かロバしかない時代に300km四方の街や村に数多く残されています。
オウロプレットでは一番有名なのが先日のゆきさんの写真で紹介されているサンフランシスコ教会で、外観の建築及び中の聖体像全部です。彼はお父さんの建てたカルモ教会よりも美しい教会にしようと意気込んで建てたといわれています。ゴールドラッシュで沸いたオウロプレットも彼の時代には金は枯渇しており、バロック時代の様に金箔を豊富に使うことができず、すでにロココ調にはいっていたこともあり、いち早くロココ調をとりいれた外観の美しい教会を造ったのでミナスのジョイア(宝石)と皆から讃えられたそうです。
彼の作品は館外持ち出し禁止なので教会をみてもらうしかないのですが、今ブラジルで有名なカルロスさんという画家がアレイジャジンニョの作品を紹介している画廊をみてきました。カルロスさんは世界中を訪問しており、日本にも行ったことがあると私とゆきさんをとても歓迎してくれ話がつきませんでした。その会場は18世紀伯爵の邸宅だったもので、一部ホテルと宝石店として6年くらい前までは使用されていたのですが、火事で全焼してしまいそのまま長いこと放置されていて、ユネスコから世界遺産から抹消するとまで言われて復元された建物で、今では新しく立派になり中にはエレベーターもありモダンなカフェになっていますので、ちょっとちぐはぐな感じはありますが、外観と焼け残りの黒くなった天井のはりや石造りの土台などは残すようにユネスコから指定されていて他は変えても良いそうで中はモダンな造りになっています。
 
今 日本は大雨や猛吹雪などさぞ毎日が大変なことと思います。どうぞ皆様からだに気をつけてお過ごし下さい。
 
  
左)重い鉄のモダンアートが置かれた当日のチラデンテス広場
右)200年祭のファサードが掛けられた展示会場
  

左)画廊の中
右)ユネスコからの指示で建物の中にどっしりと残された18世紀の土台

モダンな装飾のカフェのレジ

カフェの窓際に飾られた民芸品のスタンド 
 



  • Posted by 2014年12月21日 (日) | コメントコメント(6

この記事へのコメント

村瀬さん、お元気になられたことお祝い申し上げます。おめでとうございます。
手術に臨む時の辛い思いを乗り越えられ、こうしてまたオウロプレットの石畳を歩くことができるようになられたこと、強い気持ちがあってのことと尊敬申し上げます。どうぞ無理されませんように。

Posted by teamsahara0823 | 2014年12月21日 17:15

チームサハラ様、muguet様,ゆきさん又ゆきさんのご両親、こちらの友達とたくさんの人に励まされてここまできました。みなさん本当にありがとうございました。
もう一方の膝をわるくしないように決してむりはしません。 これからもこのページをよろしくお願いいたします。

Posted by 村瀬 | 2014年12月22日 07:56

村瀬さん、こんにちは。

お膝が治られ、おめでとうございます。

村瀬さんから、「足慣らしにオウロプレットへ」ですとか、「スマホ」なんてお言葉をお聴きしますと、本当にお元気になられたご様子、とても嬉しく存じます。

アレイジャジーニョは、オウロプレットを語る上で欠くことのできない人物なのですね。没後200年とのことですが、逆境を乗り越えながらも数多くの素晴らしい建築・彫刻作品を残した強い心の持ち主の芸術家、日本にもそんな人がいるなあと思いました。少し前の治療やリハビリで苦労された村瀬さんとも重なりますわね。

ゆきさんのレポートにもありましたが、アレイジャジーニョの作品を紹介してくださるカルロスさんが今もオウロプレットにいらっしゃるとのこと、ありがたいですね。これからもアレイジャジーニョのことをずっと精力的に紹介し続けていただきたいです。

Posted by muguet | 2014年12月23日 20:41

muguetさん
ご無沙汰しておりまして申し訳ありません。
皆さんのおかげでここまで回復しました.私はただただ早くオウロプレットへいけるようになりたい一心で頑張っているのですが、結局は自分のためなのですから努力するしかないのですが、ガイド仲間と話してみると今皆さん仕事がないようです。ということは外国人観光客がきていないということです。 新年にはいっても、ブラジルはカーニバルが終わらないと1年が始まらないと言われているとおり1月はなにもかもことがはこびません。 去年のカーニバルに膝を痛めましたのでカーニバルには仕事をしないようにしたいとおもいます。 坂道の多い中心街は車の通行禁止になるからで、もちろんお客様も大変なおもいをされますのでお勧めできません。 オウロプレットは4,5,6、月が気候もよく古都の感じが楽しめてよいです。 いつの日かmuguetさんとこの時期の夕日を眺めながらお話してみたいです。

Posted by 村瀬 | 2015年01月14日 04:53

村瀬さん、こんにちは。
こちらこそ、ご無沙汰いたしておりまして、申し訳ございません。
良い新年をお迎えのことと存じます。
また、この度は、ご家族の皆様とともにお幸せなお誕生日の日をお迎えになられましたようで、私まで嬉しくなりました。
そちらでは、カーニバルが終わらないと一年が始まらないとのこと。まるで当地が祭りを終えないと年度が始まらないのと同じですわね。笑。
オウロプレット観光は、4、5、6月がお薦めなのですわね。イースターにフェスタ・ジェニーナにイペのお花……それだけではございませんわね。うーん、伺えるものならば、今すぐにでも飛んで行きたいのでございますが。本当に、村瀬さんと暮れなずむ街のなか、夕日を眺めながらたくさん語り合いたいですわ。いつか必ず実現させたいものです。

Posted by muguet | 2015年01月17日 09:46

お待ちしてまーーーーーーーす!!!!!!

Posted by 村瀬 | 2015年01月20日 05:28

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